2015年 02月 25日
倉本聰 作・演出「ノクターン(夜想曲)」鈴鹿公演 |
2月23日(月)倉本聰 作・演出、富良野GROUPによる「ノクターン(夜想曲)」鈴鹿公演に行って来ました。
「ノクターン」は、震災後の福島が舞台であり、原発事故からわずか3年10ヶ月あまりで風化しようとしている日本の現状を憂い、倉本聰氏が少しでも福島に寄り添いたいと3年をかけて創作した劇です。
「今の日本の愚かな風化を、少しでも食い止める意思のある方に、一人でも多く、観に来ていただきたい」とメッセージを寄せています。
倉本聰さんが現地に飛び込んで拾い集めた史実や小さな物語、エピソードの数々を元に、苦しみに寄り添い、苦しみをきちんと伝えるために丁寧に脚色された、作り物ではない心に残る感動の物語となりました。
ショパンの「ノクターン20番」にのせて演じられた劇は、とても心の奥深くに留まり、あっと言う間の感動の二時間でした。
by wakayama-arc
| 2015-02-25 23:32
| ミュージカル・オペラ